特別展「安部公房展――21世紀文学の基軸」2024/10/12~12/8 県立神奈川近代文学館
2024/09/24
神奈川県
写真提供:新潮社 Design:Kazuya Kondo
安部公房「エディプス」(「世紀画集」)
「壁―S・カルマ氏の犯罪―」原稿
8インチフロッピーディスクを収めたファイル
展示概要
今年生誕100年を迎えた安部公房(1924~1993)。その創作活動は、学生時代の詩作から出発し、『壁』『砂の女』などの小説や「友達」などの戯曲、写真、さらに演劇グループ・安部公房スタジオによる総合芸術の追究と多岐にわたりました。自明のはずの名前や身体、居場所が損なわれることで自己が揺らぐさまや、従来の規範が突如として転倒する世界を描いた独特の作品はいまも国境を越え多くの読者を得ています。本展は初公開・初展示資料を含む約500点の資料により、時代の先端をとらえ続けた表現者・安部公房の全貌に迫り、21世紀の今日において安部作品のテーマが持つ意味を問い直します。
開催情報
- 会 期:2024年10月12日(土)~12月8日(日)
- 休館日:月曜日(10月14日、11月4日は開館)
- 開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
- 観覧料:一般800円、65歳以上/20歳未満及び学生400円、高校生100円、中学生以下は無料
- 会 場:神奈川近代文学館 第1、2、3展示室